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だらだらした英文タイトルの掌編をアップしました。
和訳すると・・・
「ギムレットにはちょっと早くない?」
実はストックの中でもかなり初期にできた掌編なのですが、
終わり方が気に入らなかったのと、美由紀ちゃんが出てこないのとで、
このタイミングになりました。
ギムレットっていうのは・・・
文中で榎さんに言わせたとおり、
ジンにライムを入れて、氷と一緒に振ったお酒です。
ほわっと霞がかったような白いカクテルで、強いお酒ですがさっぱりしていて美味しいのです。
ただ甘くないので(お店によってはシロップ入れたりするらしいですが)、
お酒っぽいお酒が苦手な方にはオススメしないかなぁ。
普通に考えたらこの時代一番馴染むのは日本酒なんですが、
探偵なら、ワインもウイスキーもいけそうだし・・・といろいろと考えて、
変化球でカクテルにしました。
ラムかなぁジンかなぁと考えて・・・タバコ吸う人はジンかなって。
あと私、片桐仁さん好きだし。(聞いてない)
この時代に、ジンの飲み方がどの程度認知されていたのかはわからないけど
お兄ちゃんのバーで米兵の相手をしていたってことは、探偵氏はカクテルをけっこう飲んでいるはず。うん。
さぁギムレットを飲ませよう、と思って、ついでに大好きなwikiで検索。
したらば、
「ギムレットには早すぎる」という有名なフレーズがあることが判明して、
ありがたくネタとして頂戴しました。
有名ハードボイルド小説中の台詞だそうで、
「ギムレットのような強い酒を飲むには時刻が早いよ」という意味みたいですね。
以上、ネタばらしでした(涙
詳細にネタを公開しないとならない掌編を書いた私がオロカです。
酒場という場所のせいか、蓮っ葉な女の子が出てくるせいか、
なんとも昭和歌謡曲な話になりました。
・・・くさいっ。
古いカラオケの映像みたいな、かゆかゆのムードがただよっています。
あ、あと今回、
竣公ルールを採用しました。
竣公ルールとは、『ハコの中の娘』で久保竣公センセイが書いたように、
主格を排除するってやつです。
探偵視点なのですが、「僕」を使わずに書いてみました。
実験的にやってみましたが、
書きづらく読みづらい。
書く分にはおもしろいのですがね・・・うぅん。
*
ジンのカクテルなんてわんさかありますが、何でギムレットにしたかというと、
タニノギムレットが好きだからです。
その娘さんのウオッカも大好きです。
何の話かわかった貴方様、
邪魅の関口くんの気持ちがわかりますよね?
*
実はこの掌編、おまけがあって。
アメの包み紙に書かれたおみくじのような、本気のおまけなので、
ここにこっそり置いてきます。
Gimlet
呼び方なんてどうでもいいじゃないか
分かるし、ほら伝わってる
君は名札じゃないし、名札が君じゃないんだから
まだ早いよ
これ? ジンにライムをいれて振ったオサケ
そういえば君のきらいなものに似ているね
氷も瞳も貫く凶器に
バカまだ早いって
そんなの飲めたって偉いものか
氷が砕けないなら僕がやればいい
違う、歳のことを言っているんじゃぁない
時計を見なよ
まだ8時
僕らにはまだ早い
☆
お酒が飲める歳になった美由紀ちゃんとバーに行ったら、という設定で。
あ、gimletって錐という意味です。
しかしあの事件の凶器は鑿。おしい。(?)
おまけにしないで小説にしたらよかったかも・・・
したら色っぽい感じになったかも・・・後のフェスティバル。
気が向いたら書こうかなぁ。。