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京極堂シリーズの二次小説(NL)を格納するブログです。
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行葉(yukiha)
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谷崎、漱石、榎木津探偵とその助手、るろ剣、onepiece、POMERA、ラーメンズ、江戸サブカル、宗教学、日本酒、馬、猫、ペンギン、エレクトロニカぽいの、スピッツ。aph。
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10日夜に盛大に追記。うぃー。


美由紀ちゃん。
エノミユメインで書いている以上、
避けては通れぬ我らがヒロイン、美由紀ちゃん。

今日は美由紀ちゃんについてちょっと考えてみました。(この師走に何やって・・)

★ルックス

美由紀ちゃん、
原作では明記されませんが、
「将来的にはなかなかの美女になる素養をもった少女」という設定なんじゃないかなーと思っています。

以下にルックスについてのヒントになるかなぁと思った記述を
(飽きて断念するまで)拾い出してみました。(なんという・・)

文庫版クモより
p145
美由紀の方はひょろひょろと背こそ高いが、それは単に健康に育ったというだけのことで決して女らしくはないと思う。

スレンダー☆体型、これは確か。

p155
背が高い美由紀の、その背丈より遥かに高い本棚には、――(略)

p157
(坂本百合子を見て)眼も鼻も口も手も足も小さくて、腕も脚も長い美由紀とは大違いである。

p161
(小夜子を見て)丸みを帯びた柔らかい肩の線が、美由紀には少し羨ましい。

14歳時点では、女性らしさよりは少年的な体型なのかもしれないと思ったり。
細く長い直線的な手足とか、それはそれでねぇ!(だまれ)

p713
(織作是亮は)美由紀に近づくと人差し指を美由紀の顎に当て、己の方に無理に面を向けさせて覗き込み、ふうん、と鼻を鳴らしてから、(略)

是亮とか海トウ(漢字がうまく出ず・・)の、美由紀への態度を見ると、
美由紀はなかなか端整な顔立ちをしているのかなと思うのです。

p717
海トウは柴田同様優しく美由紀を介護したが、腰に回した手の、その指の力の入れ具合や、手の握り方が、どことなく、否、実に不快だった。

少女としての魅力があるからセクハラしちゃうんだろうしねぇ。

p733
(仁吉の台詞)
――美由紀かぁ。善くまあこんなん育ったなァ。
――こんな短えわしの孫とは思えねえや。

おじいちゃんには似ていないらしい。

p767
海トウは美由紀の背後に回り、顔を近づけて、こんな顔してねえ、と云った。
(略)
そして君みたいな娘がなあ、と掠れた声を震わせた。

こんな「可愛い」顔してねえ、
こんな「大人しそうな」顔してねえ、
とか、そんな形容詞を入れてみてはどうでしょう。(提案?)

p770
(探偵の台詞)
「おお、可愛い女学生が居るじゃないか!」

はい、探偵の御墨付き!!
エノミユの論拠。
探偵も「見込みがあるv」と言っていますし。

以上のことから・・・

体型はスレンダー。手足長い。
顔立ちは、
将来的に美人になる素養を持った少女。

・・・これは公式じゃね?
と、管理人は思い込んで小説を書いています(`・ω・´)ノイエー

16歳くらいを堺に、どんどん成長して薔薇十字社周辺をどぎまぎさせていたら
それはそれはステキな少女漫画になりそうだなーとかワクワクします。


★信仰

肩に力を入れて、みゆっちゃんの基督教信仰について考えてみました。
でもたいしたこと言ってないです。↓

美由紀が通う学校はミッション系。
本来なら敬虔な信仰を学び実践します。
しかし、美由紀は自分が真に敬虔な信徒でないことを悟っています。それでいて信仰を求められる環境におかれ、生徒として信仰を学ぶ結果、己の邪悪さを発見してしまいます。(賛美歌をフフン♪と鼻歌にしたりとか、そういった些細なことなのですが)
美由紀は己の邪悪さを殊勝なほど素直に認めていますが、一方で

p132
信仰を知ったが故の、邪悪さの発露か。 

己の信仰を第三者的に、一歩引いて見詰めている態度も見られます。

p191
「(略)大体私は神だって本気で信じちゃいないんだ。悪魔なんて余計信じられない!」

この台詞は「蜘蛛の僕」を前にして、虚勢を張っているところもあるのでしょうが、彼女の信仰のあり方の一端だと思います。
その前に学校の職員や生徒、自分について

地獄に堕ちるために信仰をしているようなものだ

とも言っているので、それなりには信仰があるのでしょうが、
同時に強い批判の精神を持っていることは間違いないようです。
彼女がクリスチャンでないに関わらず信仰を学び、なおかつ信仰するのは、
信仰に基づく戒律と理に縛られた世界(学校)にいる限りは外に逃れる術がない、と
自分の立場を弁えているからではないでしょうか。

彼女が冒頭で学校を「監獄」「牢獄」と表現するのは、こういった一種の諦めによるところがあると思います。
そしてこの作品では、この学校こそが美由紀たち女学生の「クモの巣」ということになり、榎木津が指摘する「登場人物は創造主を訴えられない」ということを、美由紀は自身の日常の中で察している気がします。
(最終的に、美由紀はこの諦念を捨ててクモの巣から抜け出るわけですが)

わたしメモ:「場所・理に囚われる」のは『鉄鼠』からの流れかなぁ。

おぉぉぉ肩凝る肩凝る~。

★年齢

・・・私の認識が間違っているのでしょうか。
中学二年生ってさ、一般に、14歳になる年だよね??違うっけ?

p182
春になれば美由紀は3年生に進級する。

てことは、美由紀や碧は事件発生時点で中学二年生ですよねぇ。

p420
「現場に居合わせた生徒は三人だ。皆十三歳だ」

増岡弁護士は本田殺人の関係者の生徒全員が13歳と言っています。

47年の教育基本法から今現在の義務教育年数になるはず。
それでいて、中学2年生の2~3月に、事件関係者全員が13歳というのは無理があるような・・・。
みんなして早生まれだったとしても、
昭和28年4月~昭和29年3月までに15歳になる、としか言い切れないのですが。

蛇足:個人的にはですね・・・美由紀嬢は4月生まれだと嬉しい・・・
蛇足2:うちの美由紀の年齢は、すべて4月にひとつ歳をとる設定です。
蛇足3:私何か勘違いしてますか!?中2は13歳なの!?(不安)

 *

実は数ヶ月前にメモしていたことを、今更公開してみました。

美由紀はまだ一作しか出てないので、なんとも情報が足りないす・・。
原作者様にシリーズを続ける気があるなら、
再登場の可能性はかなり高いキャラだと思うのですけど。
だって、山下刑事だって朱美さんだって再登場したんだよ~美由紀だってぇ~。

エノミユ公式化を夢見ている今日この頃。
そうだ、この冬のお星様にお願いしてみよう。

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無題
ukaibune
こにゃにゃちは。
またまたしゃしゃり出てきました。
美由紀ちゃん、魅力的な容姿である(になる)とは思ってるんですが、
絵に描いたような美少女じゃないほうが面白いなあとも思ってるんです。
そのほうが、より、榎さんが美由紀のどこにひかれたのかがはっきりするような気がするんですね。
普通に美男美女になってしまうよりも。

多分百も承知で敢えて書いてらっしゃるのだと思いますが(笑)
>探偵も「見込みがあるv」と言っていますし
これも、外見が将来綺麗になるとかそういう見込みではないんですよね。
その辺が好きだなあ。
ちゃんと内面を見てわかってくれてるってとこが。

>地獄に堕ちるために信仰をしているようなものだ
とも言っているので、それなりには信仰があるのでしょうが、

これは「信仰」という言葉を夏彦先生がどのように使っているか
大袈裟に言えば精査する必要があると思うんですね。
本当の意味で、白丘牧師が悩んだような意味での「信仰心」と、「信仰生活」は違うと思うんですね。
ちょっと文脈を今確認できませんが、美由紀はそういう学校にいるから否応なく信仰生活は送っているけれど
信仰心はないと思いますね。
それは今のミッション系の学校に行っている生徒もほとんどはそんなものじゃないでしょうか。

>中学二年生ってさ、一般に、14歳になる年だよね??違うっけ?

ですね。
このころにはもう学制が新しいものになっていました。

>増岡弁護士は本田殺人の関係者の生徒全員が13歳と言っています。

ここも原文を確認できませんが、
坂本百合子は一学年下ではなかったかな?
ということは、ほかのメンバーにもその学年の子たちがいたんじゃないかな?

>再登場の可能性はかなり高いキャラだと思うのですけど

思います思います。
だってわざわざ東京の学校に転校してるんですもの。
でも出し方が難しいんだと思うんですよね。
いくら夏彦さんでも彼女を不幸にはしないだろうし。
と信じたいんですが~~~~!
2009/12/15(Tue)01:40:06 編集
ukaibuneさん
行葉(yukiha)
>こにゃにゃちは。

こんばんにゃ!!

>またまたしゃしゃり出てきました。

いえいえ、まさかの即レスしちゃいますv

>美由紀ちゃん、魅力的な容姿である(になる)とは思ってるんですが、
>絵に描いたような美少女じゃないほうが面白いなあとも思ってるんです。

あ、それはそう思います。
美少女は碧嬢と加奈子嬢で十分です。
話ずれますが、夏彦さんは美女を量産しすぎだと思いますw

>普通に美男美女になってしまうよりも。

恋人設定とか榎木津視点で書くときに、美由紀の描写についていつも悩みます。
美女ぽい描写をすると、探偵は否応ナシに美辞麗句が並ぶのでくどくなるし、
しかし榎さんの容姿ばかり賛美するのも気色悪い(?)し…。

またズレますが、美由紀ちゃんはピチピチなので、何が綺麗ってボディラインだと思ってます。(恥を知れ)

>多分百も承知で敢えて書いてらっしゃるのだと思いますが(笑)

どどどうでしょう( ̄Д ̄;
普通風味の美人、少年ぽい色っぽさ、みたいのは意識してます…

>>探偵も「見込みがあるv」と言っていますし
>これも、外見が将来綺麗になるとかそういう見込みではないんですよね。
>その辺が好きだなあ。
>ちゃんと内面を見てわかってくれてるってとこが。

広い意味で、
「イイ女になる」見込みってことなんでしょうね。
エノミユ視点だと一番好きな科白かもですw

>これは「信仰」という言葉を夏彦先生がどのように使っているか
>大袈裟に言えば精査する必要があると思うんですね。

美由紀と牧師のあの人の使う「信仰」は別と思っていました。
美由紀の「信仰」は習慣(と言ったらいいかなぁ)、
牧師たんの「信仰」は教義(同上)…

>それは今のミッション系の学校に行っている生徒もほとんどはそんなものじゃないでしょうか。

美由紀を買い被っているのかもしれませんが、
信仰心という尊い(だろう)ことを習慣や生活に埋没させていることに後ろめたさを感じている、というのが、美由紀の聡さだと思ってます。
信仰心は、ukaibuneさんの仰るとおりなかったろうと思います。
ただ、京極の禅に対する意識みたいな、謙虚さはあるなぁ、と、
今思いました!(今!)

>ここも原文を確認できませんが、
>坂本百合子は一学年下ではなかったかな?
>ということは、ほかのメンバーにもその学年の子たちがいたんじゃないかな?

あー、ただここで増岡さんが言うのが、
本田殺人の関係者(目撃者)についてだったと思うのですよ。
そうなると、美由紀、小夜子、碧のことかなーと。
センセイ間違えたんじゃ、と思っていたり…

>思います思います。
>だってわざわざ東京の学校に転校してるんですもの。

ですよねぇ!!!
ぜったい、再登場させる気でお引越しさせたんだと思うんですよ。
しかも引越し先は日本橋の女学校に違いない。(これは妄想です。)
探偵事務所の近く☆

>でも出し方が難しいんだと思うんですよね。
>いくら夏彦さんでも彼女を不幸にはしないだろうし。
>と信じたいんですが~~~~!

美由紀は不幸にならないはずだ!はずだぁ!!
と私も強く願っていますw

粋で一途で優しい女性を、夏彦たんは(滅多に)殺さない、ので
きっと美由紀は殺されないはず!!w

今ふと思ったんですが、
ジャミで榎さんが散々な目にあったのが、
次回作で恋人ができちゃう予兆だったりしたら…
エノミユ書いている身としては、
美由紀の不幸と同じレベルのピンチかもしれないと思いました。

物騒な終わり方ですみませんw
丁寧なコメント嬉しかったです~!!!

ユキハ
2009/12/15(Tue) 02:40
無題
ukaibune
>信仰心という尊い(だろう)ことを習慣や生活に埋没させていることに後ろめたさを感じている

そうですよね。
律儀といえば律儀というか、浮ついたところのない子なんだろうな~。
卒業するまで信仰してる振りしてればいいのよ、って割り切れなかったんでしょうね。

>美由紀、小夜子、碧

ざざっとですが読み返しました。
これは美由紀、碧、夕子ですね。
小夜子は自殺を図ったことを隠していました。
たまたま外に出歩いて、何やら騒ぎを聞いてきたら落ちてきた夕子にぶつかってけがをしたと本人は証言したんですね。
ですから本田を目撃していないことになっています。
いずれにしても全員13歳というのは不自然といえば不自然ですが、ありえないかといえばそんなこともなく。
判断できないですよね(笑)。
単純に間違いだと思うんですが…編集者よ、気付かなかったのか。
文庫化するときにも気付かなかったのか。
その辺突っ込んだ読者は当時いなかったのか?
と考えるとそれもまた不自然とも言えるし(笑)。
そうであえば本当に3人とも13歳なんでしょうし……。

でも私も美由紀が早生まれってイメージないんですよね。
4月生まれ、いいじゃないですか! お姉さんぽい感じで。
夏生まれでもいいかな~。
2009/12/15(Tue)19:12:35 編集
ukaibuneさん
行葉(yukiha)
>律儀といえば律儀というか、浮ついたところのない子なんだろうな~。
>卒業するまで信仰してる振りしてればいいのよ、って割り切れなかったんでしょうね。

こういうところは凄く純粋というか一途というか…
それでいて大人や同世代の女の子達に対する視線がとても冷静ですよね。
ピュアでもないけど冷めてない、そういうみゆっちゃんが好きですw

>ざざっとですが読み返しました。

うわぁありがとうございます!!

>小夜子は自殺を図ったことを隠していました。
>たまたま外に出歩いて、何やら騒ぎを聞いてきたら落ちてきた夕子にぶつかってけがをしたと本人は証言したんですね。
>ですから本田を目撃していないことになっています。

この辺りがっつり忘れてましたw
助かります!

>いずれにしても全員13歳というのは不自然といえば不自然ですが、ありえないかといえばそんなこともなく。
>判断できないですよね(笑)。

そうなんですよ…
三人とも3月生まれの魚座の女なんだよ!!と言われてしまえばそれまでw
でも、やっぱり会話の流れからして、
作者&編集側が中2は13歳だと勘違いした説が有力かな、と勝手に思ってます。

>でも私も美由紀が早生まれってイメージないんですよね。
>4月生まれ、いいじゃないですか! お姉さんぽい感じで。
>夏生まれでもいいかな~。

仮にみゆっちゃんが3月生まれだとすると、榎さんと22歳差ですよ…
せめて4月生まれ、約20歳差と言いたいがために、4月生まれ設定にしましたw
発育もいいですし。
夏生まれっていうのもいいですね~。
美由紀に似合う季節って考えたことなかったですが、
薄暗い学校から出てしまえば、夏の似合う爽やかな女の子なんでしょうね。
榎さんと浜辺で追っかけっこしたらいいですよね~。

コメントありがとうございますvv
ユキハ
2009/12/15(Tue) 22:52
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