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京極堂シリーズの二次小説(NL)を格納するブログです。
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行葉(yukiha)
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女性
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はじめまして。よろしくどうぞ。

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谷崎、漱石、榎木津探偵とその助手、るろ剣、onepiece、POMERA、ラーメンズ、江戸サブカル、宗教学、日本酒、馬、猫、ペンギン、エレクトロニカぽいの、スピッツ。aph。
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関君。
京極二次ワールドで幸せな関君を探すと
どうにも横には榎さんとか京極がいる気がする関君。
それはそれでいいのですが、ノーマルCP好きとしてはね、
関口夫妻の幸せな日常がほしくなりまして。

いっそ自家栽培だっていいから読んでみたいと思い初めて数ヶ月。。

関君の内側が全然わからない。
がために、未だカテゴリーに入ってないです。

軽く整理するために、今日は関君と雪ちゃんについて騙らせてください。
語るんでないです。騙るんです。

 *

宴で関君が完全に崩壊する前、元気だったのがクモのラストですよね。
それを読んでいる時には
「野次馬でおおっぴらにダメで猿のような可愛いオジさん」
くらいに思っていたのですが、
宴を経てオンモラキに至った途端に、
関君の本領発揮。

オンモラキは関君の解体新書だと思っています。

人体ってすごい、っていうか、関君ってすごい、と思いました。
ハチドリの剥製をみただけでその羽音を感得するって、どんな感受性なんでしょう。

う、だめだ。油断するとオンモラキの関君語りになってしまう・・。それは今度!

とにかくシリーズを読んで思うのは、
関口と同じものを感じられる人は、たぶんいないんじゃないかなぁ、ということです。
(関君の存在自体がフィクションだっていう突っ込みはごもっとも・・・)

関君が誰かに同調することはあっても、
人が関君に同調することはできない
と思うのです。

関君をとりまく人々を分類すると・・・

理解者
筆頭・・・京極、榎木津

保護者
筆頭・・・雪ちゃん 次点・・・京極、榎木津、木場

友人
筆頭・・・木場 次点・・・元海軍コンビ、三馬鹿etc

とこんな感じかな、と思っていまして

京極と榎木津は、関口が見ているものが何なのかを「理解」はできます。だから筆頭理解者。
マズイものを見ているようだと思えば腕力で(あるいは舌先で)助け上げてくれますが、
同じものを同じように見れるわけじゃないと思うの。シンクロはできないの。

一方、奥様である雪ちゃんは、関君を完全に理解する必要はなくて、
彼女自身もそれをわかっている気がします。
わからないものはわからないと言い切って、まるごと包み込んでくれるのが雪ちゃんの愛。
だって江戸っ子だもん。潔いの。

木場さんは、関君にも京極にとっても榎木津にとっても友人です。
京極の呪いなんて跳ね返すし、榎木津の目なんてどうでもいい、関口は鬱々しててしょうがない、と
無駄なことは気にかけないから、誰とでも対等でいられるのでしょう。
ただ、雪ちゃんよりは少し小心者だと思います。(色恋沙汰なところで)

関君雪ちゃんどころか、三十路たちまで騙ってしまいました。
うぅ脱線。

とにかく私が言いたいのは・・・

拷問されても、案外懲りずに彼岸愛(見える人にしか見えない難易度高めな愛)を振り撒く関君と、
彼の彼岸まるごと抱え込んで、此岸で愛してあげる雪ちゃん、そんな

関口夫妻ってほんと素敵な夫婦だよね。
ということ、なのでした。ははは。

 *

関雪って実は私にとって、
中禅寺さん宅以上にアダルトなイメージなんです。

年中不安定な男(タガがはずれると最強のお色気要員 exウブメ)
美しく寂しげな、できた嫁(存在が色っぽい)

こんな二人の夫婦なんですよ。なんて素敵な昭和ラブロマンス!
関雪支持者が増えるといいなぁ、いいなぁ。

 * 

ぎゃっ。もう金曜なんですね。
週に一本はアップしたいと思っているので・・・。
・・・今日明日がんばります。

  *

拍手ありがとうございました!!
嬉しいです。元気出ます。多謝!!!

 

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すぐ口を出してすいません(笑)
ukaibune
基本好きなんですねえ、こういうキャラ語りが。
騙るって、うまいですねさすがに(笑)。
>関君が誰かに同調することはあっても、
人が関君に同調することはできないと思うのです。

ひどい(笑)。
確かにそうだけど(笑)。
多分京極先生は、段々に鬱病について調べて学ばれたんではないでしょうか。
姑獲鳥の段階から関くんの鬱病はなんか悪化してるような気がするし
具体的にもなってますよね、邪魅とかでも。
それに伴って関くんのキャラも微妙な変化を遂げているような気がします。

でも、
>ハチドリの剥製をみただけでその羽音を感得するって、どんな感受性なんでしょう

この辺は姑獲鳥からそうなんですよね。
一色刷の姑獲鳥の絵を見て、最初下半身が真っ赤に見えるんですよね。
中禅寺に言われて、そんな色は着いていないと気がつく。
そんな関口に中禅寺が言ったんですよね。
「君はひょっとしたら今では失われているウブメを
2009/10/17(Sat)19:25:53 編集
途中で行ってしまいました(汗)
ukaibune
……解析する論理をまだもっているのかもしれないな」
今じゃこんな肯定的な評価はなかなか中禅寺の口から聞けませんが(笑)。
最初に読んだとき、私は実はそういう人の話なのかと思ったんですよ。
関くんが不思議な力を持っているとか。不思議なのは別の人だったわけですが(笑)。

ところで、関口の保護者に里村医師も付け加えてあげてください(笑)。いや、それとも友人かなあ。どうだろう。
2009/10/17(Sat)19:38:05 編集
ukaibuneさま
行葉(yukiha)
いつもコメントありがとうございます!
いえいえもっと下さいv(図々しい)

>基本好きなんですねえ、こういうキャラ語りが。
>騙るって、うまいですねさすがに(笑)。

私もキャラ語り好きで・・・!!人様の拝読しては影響を受けています。
なので受け売り多いですよw
中禅寺さんに「あなたの世界も騙ろうか」と言ってもらいたいです。(煩い)

>>関君が誰かに同調することはあっても、
>人が関君に同調することはできないと思うのです。
>ひどい(笑)。
>確かにそうだけど(笑)。

それが関君のアイデンティティ☆

>多分京極先生は、段々に鬱病について調べて学ばれたんではないでしょうか。
>姑獲鳥の段階から関くんの鬱病はなんか悪化してるような気がするし
>具体的にもなってますよね、邪魅とかでも。
>それに伴って関くんのキャラも微妙な変化を遂げているような気がします。

仰るとおり、最初は京極センセイは関君の鬱病を過去のものとして書いて、ぼやかしていますよね。まぁウブメで悪化したのでしょうけど。
関君の症状が重要になるのが「宴」と「オンモ」ですよね。関君はこの作品に向けて少しずつ変身した人物なのかなぁと思いました。今。

>>ハチドリの剥製をみただけでその羽音を感得するって、どんな感受性なんでしょう
>この辺は姑獲鳥からそうなんですよね。

そうそう!!
関君の「特性」はこの超(スーパー)感受性☆だと思っていて、鬱病はその合併症みたいなものかなと。
この「特性」があると、綺麗に榎さんと対のキャラになるので、自分で気に入っている考えではあるのですが・・。ひぃっまた騙っている!

それにしてもウブメの古書肆は関君にフレンドリーで、シリーズ全部読んでから再読するとちょっと不気味なものがありますよね。

>ところで、関口の保護者に里村医師も付け加えてあげてください(笑)。いや、それとも友人かなあ。どうだろう。

里村先生、あまり彼に注目して読んだことがないせいで詳しくないのですが、海軍のお医者さんてことは榎さん経由の知り合いなんですかね~。
関君はよく転んでケガをしていそうなので、里村先生はきっと関君を好きになってくれそうですね。(目的が不純)

コメントありがとうございました☆ ユキハ
2009/10/18(Sun) 11:22
調子に乗って追加
ukaibune
里村医師について、
>榎さん経由の知り合いなんですかね~。

この辺気になるんですよ。
中禅寺は「里村君」言うてますからね。
ちょっと戦前の医師資格についても調べねばいかんなと。
今の感覚だったら、戦争中にすでに「医師」として従軍してたのだったら、
中禅寺より年上だと思いません?
そして中禅寺及び関口に里村を紹介したのは木場修なのか榎さんなのか。
木場修は監察医として知り合った里村が、たまたま幼なじみの知り合いだったのか、
それともやはり榎さん経由で知り合ったのか。
全然重要な問題じゃないんですけどね(笑)。
気になるんですよ。

>関君はよく転んでケガをしていそうなので

上のコメ書いたときはウブメだけ手元に持ってきて魍魎がなかったんで省いちゃいましたが、
魍魎で関くんが里村医師におはこ様の名簿の写しを持っていくくだりがあるじゃないですか。
そのときのことを里村医師が木場修に語って言うには
「ほら、彼いつも真剣そうじゃない? 鼻であしらえないタイプでしょ。だから聞いてあげて」
関口本人の回想によれば
「里村はまるで不幸な女性の半生に聴き入る駆込寺の尼のような、慈愛に満ちた眼差しを以て私の話を受け入れてくれた。ただ、真剣に聴いているのか、様子の怪訝しな知人を哀れんでくれているのかは区別がつかなかった」
保護者だと思いません?(笑)
2009/10/18(Sun)22:00:40 編集
ukaibuneさま
行葉(yukiha)
ひゃっ!大歓迎ですよぅ☆

>里村医師について、
>>榎さん経由の知り合いなんですかね~。
>この辺気になるんですよ。

ああやっぱ詳しい記述はないですよねぇ。
気になって魍魎ひっくり返して読んだんですが・・・

>中禅寺は「里村君」言うてますからね。
>ちょっと戦前の医師資格についても調べねばいかんなと。
>今の感覚だったら、戦争中にすでに「医師」として従軍してたのだったら、
>中禅寺より年上だと思いません?

ううううん。里村先生は木場さんのことを「木場君」と呼ぶんですよねぇ。
てことは里村センセと木場さんもさほど歳が離れてるとは思えず・・・。
しかし関口君も「里村君」と呼ぶし・・・
彼らは三十代をざっくり「君」づけで呼んでいるんでしょうかねぇ。

>そして中禅寺及び関口に里村を紹介したのは木場修なのか榎さんなのか。
>木場修は監察医として知り合った里村が、たまたま幼なじみの知り合いだったのか、
>それともやはり榎さん経由で知り合ったのか。
>全然重要な問題じゃないんですけどね(笑)。
>気になるんですよ。

どれもありそうですよねぇ。
榎さんと木場さんが飲んでる時に、「海軍に変な医者が・・・」と榎さんが噂したか、「変なのが監察医にいて・・・」と木場さんが噂したか、それでああそいつなら知ってる、っていうルートもありそうだし。

話がずれますが、復員後の交友関係の広がり方で、同じように気になるのがイサマさんなんです。
彼は間違いなく榎さん経由なのでしょうが、復員後に榎さんがみんな集めて宴会でもしたんでしょうかね。
そこに里村医師もいたりして。

>魍魎で関くんが里村医師におはこ様の名簿の写しを持っていくくだりがあるじゃないですか。
>そのときのことを里村医師が木場修に語って言うには
>「ほら、彼いつも真剣そうじゃない? 鼻であしらえないタイプでしょ。だから聞いてあげて」
>関口本人の回想によれば
>「里村はまるで不幸な女性の半生に聴き入る駆込寺の尼のような、慈愛に満ちた眼差しを以て私の話を受け入れてくれた。ただ、真剣に聴いているのか、様子の怪訝しな知人を哀れんでくれているのかは区別がつかなかった」
>保護者だと思いません?(笑)

(笑)
なんか・・・一人の患者に肩入れしちゃって放っておけない主治医、て感じでしょうか。
慈愛まで見出した関口先生もなんか笑えます。

すごい!里村トークおもしろいですねw
2009/10/19(Mon) 00:54
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