ついったでたまに呟く140字小説です。
京極100のお題を使用しています。
90.檻
91.上手
92.姫
93.浮気
94.戦時中
95.猫
96.ほう
97.キズ
98.子供
99.血
100.好きだよ
90.檻
91.上手
92.姫
93.浮気
94.戦時中
遠い海の向こうに戦争が、人々の頭上には不安があった。しかし、恋人達にはさほど関係なくて。情熱的に求めたし、なんだか楽しかった。それなのに、私は狡くて弱くて。会いたいと、会いたかったと、当たり前の本音さえ口にできなかった。
『会えない』
一言呟いてみる。
今零した言葉に、嘘はない。
*
戦時中の榎宏は、榎さんの猛攻でいっちゃいちゃのらっぶらぶだといいなぁと思っています。
95.猫
96.ほう
眠りと覚醒の間をたゆたう。
痛くもなく心地好くもなく、楽しくも辛くもない。
悲しいことには、少し似ている。
「外」から電車が走る音。あの世には電車で行けるのか。それなら…
転生も易いだろう。
*
雨宮に運ばれるカナちゃん。意識は朦朧としていたのだろうけど、自分の死はわかっていたと思うの。
97.キズ
98.子供
日が昇って時間が経ってから事務所に戻り、爽やかな、それとも泥水のような疲労感を引きずって応接ソファに横になった。風呂に入りたい気もしたが、身体は拭いていたし、目覚めた時で構わない。
後悔したのは、数時間後。
薔薇の香りがする、そう言って、少女は寝ている僕を見下ろし健やかに笑った。
*
榎+美由紀。女性の残り香を纏ったまま無垢な少女と対面するのって後ろめたいよねー、というお話。みゆっちゃん15歳くらい。
99.血
100.好きだよ
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