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京極堂シリーズの二次小説(NL)を格納するブログです。
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行葉(yukiha)
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はじめまして。よろしくどうぞ。

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谷崎、漱石、榎木津探偵とその助手、るろ剣、onepiece、POMERA、ラーメンズ、江戸サブカル、宗教学、日本酒、馬、猫、ペンギン、エレクトロニカぽいの、スピッツ。aph。
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★探偵×女学生
※百器/徒然袋「鳴釜」をふまえていますが、ネタバレはしていないつもりです。たぶん。


 土曜日の午後、探偵とその助手と談笑していると、カランと控えめに鐘が鳴った。現れたのは、探偵の友人である本島と、見たことのない若い女性。女性の腕には、生まれて間もないだろう赤ん坊が抱かれている。
「どうも榎木津さ」
「赤ちゃんだ!!!」

 

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大好きなイラストサイトさまで益田を愛でていたら、益田への愛がふつふつと。
最近、サーチで益田サイトさまが増えている気がします。
まっすーだ♪まっすーだ♪

今日はエノミユサイト的に作品に反映しづらい益田への愛を、ここでぶちまけてみたいと思います。
つまり益田考察です。もしくは私の欲望の捌け口的な☆


★益田の年齢

まずは益田の年齢です。
あっちゃんと大して年が変わらないという記述もあるので、勝手に益田君は24、5歳くらいだと当たりをつけていました。
最近某サイトさまで、龍一の龍が生まれ年の干支だとしたら、という考察を拝見しまして!そうだよそれだよねー!気付かなかった!あちゃ!

そうすると、昭和3年辰年生まれ、というのが有力です。
すると、昭和27年時は年男だったんですな。
鉄鼠で登場した時には、やはり24、5歳ということになりそうです。
益田が従軍したという記述はまるでないので、恐らく軍事工場で働いたりとか、そういったことをしていたのでしょうか。薔薇十字団の中で従軍したのは、いまのとこ青木君だけという感じですかね。あ、違うんじゃない?と思った方は御指摘ください。

益田から話題はづれますが、この干支で言うと・・・
関君なんて干支の名前なんですが、昭和27、8年が辰年、巳年なんですね。たつみ。偶然かなぁ。
まぁ少なくとも生まれ年には関係ないと思われます。うぶめの記述からも、関君が36歳というのは考えづらいので。
あとは寅吉ですね。和寅に関しては「青年」という言い方をしているので、二十代ではあると思いますが、うぶめから登場しているわりに情報が少ないですね。少なくともアニメのような少年ではない。(個人的にはすっごくアリなんですけど)
すると、昭和元年寅年生まれで、昭和27年時は26歳ということになるのですよ。
え、益田より年上なの?いや、ありえない話ではないのですが・・・うぅん。

ちなみに、益田君が昭和3年生まれとすると、2009年現在81歳です。
御存命であらせられたらいいなぁ。へらへらした可愛いおじいちゃんみたいな。

★チェリー

さて、次は・・・益田を愛する人にとっての永遠の課題について・・・。
益田はチェリーなのか?
クモを読み終え、益田チェリー説の根拠となる一説をやっと発見しました。
(ずっと探してたっていうのは内緒にしておいてください。)

『絡新/婦の理』文庫版(以下クモ) p923 
京極堂にて、京極、益田、敦子、青木が前島八千代殺人事件について話しているシーン。喜市の狙いが、八千代に客を取らせることと、眠らせること、だと判明した後。あっちゃんが眠らせる方法について質問します。(地の文は益田)

敦子が疑問を発した。至極当然の疑問だと思う。子守唄でも唄えと云うのか。そもそもそう云う場合――益田は経験がないから判らないのだが――女と云うのは眠ってしまうものなのだろうか。

ああ~チェリーですね・・・。子守唄でも唄えという無駄なつっこみがthe益田です。
いえチェリーいいんですけど・・・ただ、チェリーですと、なんかNL二次創作で使いづらいというか。だってこれでもし彼女ができたら大騒ぎよ?お赤飯炊かないといけないし(違う)
まぁお赤飯的なお話がネタ帳に書いてあったりするのですが。

とにかくですね、
どうして益田は貞操を貫いているのでしょうか。
彼が出張っている作品での、益田の描写を読む限り、

『クモ』p777 益田と美由紀の初対面のシーン

今風の髪型の今風の若者で、服装も至ってまともだったが、目つきだけがやや切れている。

とまぁ、まともそうです。
しかも、切れ長の目ってちょっとかっこよさそうじゃぁないですか!(贔屓目)
百器徒然の本島目線だと、『宴』を経て下僕色に染まってきたせいかエキセントリックとか言われていますが、それでも少なくともルックスは問題ないような気がします。

それでいて益田がチェリーでいるのはなぜでしょう。ここでは益田君のジェンダー観と「性犯罪はとくに嫌い」(ジャミより)という思考に絡めて考えてみます。
まず、益田の主義思考がよくわかるのが、『クモ』の杉浦女史との初対面で男女差別についてお説教されているシーン。その時にも杉浦女史の話自体はすごくすんなりと飲み込んでいます。彼のジェンダー意識の記述はp384から。

(刑事達の中では)誰よりも女性の社会進出や地位向上に理解があったつもりだった。ただ、その気持ちをどう表現すればいいのかと云うことが判らない。

彼は女権拡張について論者ではないようですが、支持者ではあると思います。しかし彼は、単に支持者と名乗るには少し深刻な思考を持っていて

しかし、益田は所詮男なのだ。

益田がフェミニズムと直面すると、父権的社会の中で男として生きていること自体に後ろめたさを感じてしまうようです。女権拡張論者の女性に「凄いですね」とも「可哀想に」とも言えないくらい、性差別について敏感に悟ってしまいます。そもそも、彼のジェンダー意識に1ページ半の文字数をさいている時点で、益田の真剣さがうかがえます。

つまり、益田は人を見下すことは絶対にない子です。たまに意地悪なことを言っているのは、あれは幇間としての益田の顔なのでしょう。心の深いところでは、ほとんど神経質とも取れるほど、人と公平に接しようとしている気がします。
関口と出会って鬱病について自ら学んだり、榎木津を誰よりも評価しているのは自分だという自負を持っているのも、そういった彼の公平性の表れだと思います。だからこそ、人の尊厳を性暴力という形で破壊する性犯罪が、彼には許せないのではないでしょうか。

そういうところを踏まえても、彼は人との付き合い方がすごく真面目なんですよね。ジャミの益田の根暗っぷりを見てもわかりますが、人と公正に、真剣に付き合おうとするから、どんどん感情が深刻になってしまう。その真剣な想いが特定の女性に向けられたら、益田はずぶずぶとはまっていってしまうでしょう。
それはもう変態的に☆偏執的に☆
きっと益田はこれまでも、女性に対して深刻になりすぎないように上滑りの態度で接してきたのでしょう。ただでさえ愛だ恋だという難しい感情を真剣にとらえようとしたら、彼は際限なく深刻になってしまうから。

まあ上記のことは、ジャミで「深刻になりすぎてしまうから上滑りした生き方をしている」という益田の告白そのままなのですが、恋愛においてはその真面目さから上滑りすることもできないのだろうな、と。
それで結果的に・・・クモ時点ではチェリー道を邁進しているのではないでしょうか。。 

だから益田君には・・・
この生真面目さを、カッキーンとホームランで打ち返す情熱的なお嬢さんを捧げたいな、とか思ったり思わなかったりしています。そういう意味でね・・・榎益ってナイスカッポーじゃないですか?榎木津さんが女の子だったらよかったのに。(※ここはエノミユメインブログサイトです。)

とにかく・・・
益田はいまどきの、男女差別はいけませんって教わってきた「平成の男の子」なんでしょうね。長い前髪の今時のヘアスタイルって、そりゃもうジャ/ニーズ的なことでしょう?ジャミーズだねジャミーズ(黙れ)


★マスカマオロカの謎

百器で探偵が突然、益田をして「マスカマ」と命名しますが、
初めて読んだ時、随分唐突な印象を受けました。なんでカマ!?て。

カマオロカ出世作の「鳴釜」では、榎木津はどうやらお釜もオカマも登場していない時点で益田のことを「カマオロカ」と言っているのですよ。

『百器/徒然袋 雨』ノベルス版「鳴釜」p68

 「怪しいものだカマ下僕。その前髪は何だ。そう云っているうちにカマに違いない気がして来たぞ。よし。マスカマと命名しよう」

と閣下はこうのたまってマスカマが誕生するわけですが、この
そう云っているうちにカマに違いない気がして来たぞ。
という台詞がちょっと気になりませんか?
何が閣下のカマセンサーに引っかかったのか!?

完全な推測なので・・・違うと思った方、御意見ください。
探偵閣下が益田をしてカマと称するのは・・・
「夜の営み」的な記憶が益田から一向に見えないからかな、とか思ったり。
上記でも散々主張している通り、どうやら益田君はチェリーなので・・・

探偵が人の記憶を自動再生する目を持っている以上、男女の営み的な記憶も見ているでしょう。それはもう日常的なことなので、当たり前のこととして流してしまっていると思います。(そうでないとやってられないよねぇ・・・)
で、榎さんは
そういえばこの下僕にそういった記憶が見えたことがないなー
と思って・・・ああこいつはカマに違いない、という結論に至ったとか。

どうでしょうね。どう思います? 
そうなら面白いけど、探偵氏いじわるだなとか思ったりしてw
京極シリーズ七不思議マスカマの謎。(うそ)

 *

そんなん読みゃわかるよと突っ込まれそうな内容で申し訳なさいっぱいですが、
益田益田とたくさん書けたので何だか満足です。あっはは爽快!
こんなたらたらとした考察を読んでいただいて、本当にありがとうございます。謝りたいくらい。
第一さぁ、エノミユサイトで益田をこんなに語らなくてもいいじゃないかと、我ながら思いました。

謝りついでに(こら)最後、益田ついでに、益田のルックスについてもうひと妄想。

イラストサイトさまをハシゴすると、益田って何でかベスト率高くないですか。
それで、黒髪さらさら前髪で、八重歯で釣り目で・・・なんかこう猫娘みたいな。
髪型と八重歯とケケケ笑いはオフィシャル設定なのでわかるのですが、
あのベストにネクタイ姿はどこから来た益田なのでしょう。
どっかの作品でそういう格好していたのかなぁ。
いや、実際益田は何着ているかなぁと想像したら、ベストってありなんですけどね。
薔薇十字団の中では一番オシャレなイメージです。
このベストにネクタイ姿のネタモト、御存知の方いたら教えてください。。

 *

ひとまずおしまい。

拍手

毎度ご来訪ありがとうございます!
拍手とかコメントとか、いつもほんとに嬉しいです。
今後ともがんばります~。
レスは下に畳んでおきますね。

 *

とあるサイト様で発見した京極キャラソートをやってみました。
こんな感じ。

順位 名前
1 益田龍一
2 中禅寺秋彦
2 榎木津礼二郎
2 関口巽
5 山下徳一郎
6 伊佐間一成
6 今川雅澄
8 石榴
9 中禅寺千鶴子
10 呉美由紀

まずはトップ10
エノミユ、ぎりぎり入ってよかった・・・
まぁつまり、益田への愛を証明してみました。
そして神奈川県警好きもばれてます。
I LOVE 山下(社長)
しかしこのトップ10は見事に正解だと思いました。
ビバ三十路!!!

11 本島俊夫
12 竹宮潤子
13 織作碧
14 藍童子
14 川島新造
16 関口雪絵
16 木場修太郎
18 青木文蔵
19 里村鉱市
19 増岡則之

本島君、そう実は好きなんです。
自分を凡夫だ普通だと言って憚らないところが、何だか彼のプライドを感じるというか。
益田本島を愛する私は真性の下僕だなっと。
木場修が意外に低くなってしまいました。川新より低いなんてそんな馬鹿な。
碧ちゃん&笙くんの魔性系が順位高くて、なんか嬉しくなりました。

21 鳥口守彦
22 司喜久男
23 一柳朱美
24 美馬坂幸四郎
25 中禅寺敦子
25 安和寅吉
25 榎木津幹麿
28 宇多川朱美
28 長門五十次

一柳朱美って・・・宇多川朱美って・・・どのあけみですか?
狂骨読んで出直してきます。

鳥ちゃん敦ちゃん、メインなのにこんなところでごめんなさい。
美馬坂教授はけっこう好きです。なかなか情熱的な人だよね。

30 郷島
31 大河内康治
32 織作茜
32 織作葵
34 宇多川崇  
35 山内銃児
35 金ちゃん

35位以下は同順位が多かったので省きました。
大河内君入りました。大河内君は京極シリーズの花さかじいさん。
郷島君は・・・存在がハードボイルドですよね。蠍のGUNJI。
邪魅が刑事小説になった立役者だと思う。

 *

更新日記的なお話を。

作品一覧の下に、美由紀嬢の作中年齢を入れてみました。
ご覧いただく際の目安になればいいなって。
時系列順に並べる意味ができるくらい作品が増えたら、また考えます~。

以前『色は匂へと~』という短編を置いていたのですが、
タイトルがどうにも・・・どうにも気に食わず!
タイトルと本文を多少修正しました。
まぁ内容は変わらないので、さらっと流してください。自己満足でっす☆

 *

いらぬ予告的なことを。

また学生美由紀嬢を書いています。
キリリク小説にちょっと繋がっているような雰囲気で。
見てるこっちが恥ずかしいわ、というノリがエノミユの旨味ですよね。(ん?

作品ごとに、作中の時間がぴょんぴょんと飛ぶので、更新される順番で読んでいただいている方は混乱されるかも。すみません。
独りよがりにならないように精進します。


以下、拍手レスです~



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